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ストーリーズ・イン・シークレット

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12  金の斧

 感じすぎるとおかしくなる。あたしは泣き出してしまうんだ。
初めてこうなってしまったとき、彼はかなり慌てて事を止めたぐらいだ。
「痛かった?大丈夫か?」
なんて。その優しさが辛かった。そして今の彼はそんなあたしを熟知している。この音が喉から出るとき、あたしの躯に理性なんか無い。
 あたしを満足させてくれる彼が欲しい。
 だから彼は彼をくれる。
 もう肩持ち上げる事なんか出来なくて、腕使って必死で腰支え、膨れ上がる欲望を待つ。彼が全力でねじり込み・・・・
「出ちゃう・・・・」
歯を食いしばりながら、最後の気力でいやらしい言葉を彼に投げる。
「出せよ。」
くもぐった声。彼だって限界だ。あたしの内側は思いっきり膨れてる。ああ、でももう駄目。彼の事待ちたいけど、
「いっ・・・・!!」
パンってあたしの中が炸裂する。頭の中真っ白で、次に中心が痺れてるの感じて、それからしたたらせて、と言うより吹き出している欲望の水の快感に頭の中がクリアになって。
「あっあっあっ・・・・!」
戦慄きながら、その快感に体中を振るわせた。あたしは潮を噴く。しかも大量に。まるでおしっこみたいに、シャアァッーて。最高にイッた瞬間、射精するみたいに出してしまう。最初の頃はむずむずしていておしっこ我慢しているってそんな感じだけだった。でもそんなあるとき、彼のキツい責めに狂わせられて、理性を飛ばした瞬間、もう自分が人間じゃなくってもいいかもって思えて、解放してしまったんだ。それ以来、彼がこれを狙ってるって分ってた。凄く恥ずかしい。彼の目の前で噴くなんて。でも彼は許してくれない。あたしが全部捨てるまで、いやらしい水を吐き出すまで。
 堕ちてしまったあたしは、お腹の下に力入れながら呼吸を溜める。
「んんっ・・・・・!」
最初に噴いた勢いで、彼はあたしの外に飛び出している。そこにもう一度彼がやって来て、そこを締める様に。それからもっとあたしが濡れる様に力を込める。
 しゃぁぁっ、て。彼がもう一度飛び出し、めがけた訳じゃないのに彼の顔にあたしの飛沫が飛び散る。でも、ごめんねんて余裕は無くて。
「ひぃっ。」
って。泣きながら彼を見た。その手がゆっくり顔をなで、舌で指先を舐めた。気持ち良いって波が何度も来るから、あたしはいつイッてんだかもう分らない。
 彼の強い力に引きずられ、うつむかされて、囁かれる。
「好きか。」
って。
「好き。」
それ以外答えようが無いじゃない?
「凄く、好きっ!」
もう全然力の入らない躯で、あたしはお尻を突き出した。
 貫かれ、腰が落ち。
「意地悪!」
って、持ち上げて。抱き上げられる手の強さに痺れた。
「もっと!」
して!油断すると、イキそうで。イキたいけどもったいなくって。とにかく必死で彼に食らいつく。手に当たった枕。それをつかんでお腹の下に突っ込んだ。ああ、好いとこに当たってる。前の方。前々、で、深く、突いて!!
 パンパンって響く音。
 膨れ上がって、限界が来て。大きく仰け反り泣きながら叫んで崩れた瞬間、彼が唸って最後の一撃をもらった。

 うとうとしながら布団に包まれた。
「勝利ぃ。」
ぼんやりとした顔が近づくき
「何?」
もう冷たくなってる指があたしの顔に張り付いた髪の毛を払ってくれキスをくれる。
「どうした?」
「気持ち良い。」
彼は大切にしてくれる。
 彼の胸にちょこんと手を置き、あたしは夢を見る事にした。
「幸せ。」
この幸せが逃げません様に。
 恋人の座が欲しいなんて言わない。ましてや結婚してだなんて。彼はあたしの生活に興味なんか無いし、あたしだってこれ以上踏み込むのが怖かった。それならいっその事、このままが良い。躯だけの関係でも、彼はあたしに夢中で、あたしは彼といてこの上も無く幸せだったから。
 欲を出して全部失うなんて、ご免だ。



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Date:2009/03/08
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Thema:自作恋愛連載小説
Janre:小説・文学

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