ストーリーズ・イン・シークレット

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12 決壊

         性的な描写が多く含まれます。ご注意ください! 

「嫌」
「駄目」
「そこは」
「許して」
それは本心なのか嘘なのか。咽ぶ本人がまるで分からず、まぶたの隙間から彼を盗み見る。
 もし本気で嫌だったら声をあげれば良い。叫び、噛み付き、蹴倒して。不可能ならせめて彼を押し退け、この部屋を逃げ出す事を試みれば良いものを。それが出来ないのは彼女の弱さ。そう、それは真琴が一番良く知っていた。もしこれがもう一人の弟の勝利だったら? そう心に浮かんだ瞬間
「くうっ!」
唇から苦い悲鳴が漏れ、引き絞られる女陰は本気で男を嫌がっていた。と言ってもそれは、司の指を激しく締め上げる事に他ならず。
「凄い、締まってる」
彼はその瞬間感嘆の声を漏らし、驚きの表情を浮かべる。
『嫌だっ!』
ぼんやりと霞む視線の先に、弟の子供の様な表情を覗いてしまった真琴は、心の内側で叫んでいた。
『嫌だ、嫌だ、嫌だ!』
本気でそう思っていた、いや、そのはずだった。
 これが勝利だったら絶対に許さない。いや、それ以前に彼だったらこんな風にしかけて来る事は100%有り得ないと思う。だが司は違う。彼は濃厚な色香を漂わせ、傍にいる人間を甘い誘惑に引きずり込んでしまう、そういう男だったから。彼の気持ちが望むと望まざるに関わらず、彼は
“セックス”
だ。疑いようが無い。
 現に真琴の友人のうちの何人かは彼に手をつけている事を彼女は知っていた。
『司君に勝利君か。良いなぁ、真琴は。タイプは違うけど、どっちと一緒にいても、美味しそう』
彼女達の視線は、勝利の場合その柔らかな顔つきにゆき、司の場合はまるで舐め回すかの様に肌を這っていた。その違いが分からない真琴じゃない。その上で
『司は遊んでるからいいけど、勝利は純真なんだからね。絶対、玩具になんかしないでね。遊ばれたりしたらあいつ、マジ傷つくタイプだから。勝利に手を伸ばすのだけは許さないから、その時は覚悟して』
彼女は必ず釘を刺していた。
『お~、怖い』
ふざける友人達は、遊びで下の弟君に手を出したらさすがにヤバそうだと察し、反面真琴が執着していない上の弟だったら良さそうだと見切っていた。そう、そう思い込ませたのは正に真琴その人で、時々含み笑いの友人達に会う度に、なぜか女のカンというやつで
『司とシタんだな』
って事を察していた。
 別に彼がそのことを姉に向かってほのめかした事は無かった。だから余計、彼が年のわりに女慣れをしていて、まるでメール交換の様な感覚で女の子とえっちしているのだと感じていた。と同時に、彼にとって真琴は眼中に無いのだと思い知らされた様で腹が立った。
 そんな弟だかといって、彼女の中に燻る罪悪感は消す事が出来ない。これは司だから許してしまった
“隙”
だから。死ぬ気で拒めば拒めなくはない状況を、誰でもない、彼女が彼に許したのだ。
「嫌」
喘ぐ彼女の体は
『好い』
と言う。理性は止めろと引き止め、それよりも力の強い何かが真琴の全身を駆け巡る。
 再び快楽の海を漂い始めた彼女の肉体は、蕩蕩と融け、さざめき、波打つ。 
「これは、どう?」
彼の長い指が熱いとも思える固まりをかき分け、肉の喜びを味わう。中でVの字に開いた指先が前の壁の横の溝を大きくなぞり、つるつると滑る。それからもう一度中で閉じられた指の腹が、コツン、彼女の奥の底まで忍び込み、子宮の入り口の固い部分に当たって
「真琴のここって、小さいかも」
と分かりもしないでまかせ言いながら、まるでビール瓶の口の様に固くて丸いソコを彼はくりくりと撫で回した。
「うふぅっ」
彼の刺激は穏やか。確実に
“当たってはいる”
ものの、
「もっと……」
その先に再び姿を現し始めた快楽の予感に彼女は抗えず。ちらちらと揺れては隠れ、うずうずと這い昇って来る絶頂感の影に彼女は翻弄され、理性がコーヒーに溶かした角砂糖みたいに姿を消してゆき。ついに最後の抵抗は崩れ、隠していた本性が唇の間から姿を現し
「いっ、好いっ!」
噴き出す様な声を出すと共にぴくりと腰を持ち上げた。
「楽しんでよ、マコ姉さん。俺、優しい男だから」
彼はそれがさも本当の事でもあるかの様に、ゆっくりと指を動かした。彼の動きに合わせ真琴の下半身から立ち昇る甘い様な酸っぱい様な香気(かざ)が彼の鼻腔にまとわりつき、司は小さく鼻を鳴らし、乾き始めた唇を舐める。そして押し寄せる快楽の波に彼女はついに声を抑える事が出来なくなり、左の人差し指の付け根を唇と歯で噛み
「んっ!」
自分の声を殺す。そうしないと、耐えられないから。なにしろ、こんな快感は初めてだった。
 いつもイクのは決まって外。中イキなんて、ペニスで突かれてもまだ未経験の彼女だった。それなのに弟の繰り出す絶妙な動きに彼女は底知れぬ快感を予感し、胸を振るわせた。
“中でイクのって凄いらしいよ”
女の子同士の秘密の会話。Hな雑誌に載っているスペシャルなエクスタシー。外でイクのよりも何倍も強い快感、そして満足感。みんな話しているけどそのくせ誰も経験したことの無い未知の世界。それが、弟の指の先に見えているなんて。
 彼女は悔しさと共に、何とも言えない胸元で湧き上がって来る思いから必死で目を背けた。そして司は感じながらもそれに抗おうとする
“女”

“男”
特有の傲慢さで組み伏せる。
「ねぇ、マコ姉。これって
“マスターベーション”
だから」
彼の掌の奥まで入った二本の指。そして三本目、親指の先が入り口の周りを大きく押し広げ、
“俺も奥に入りたい”
とでもほのめかす様に蠢いた。
「自分で動いてよ」
全ては彼女次第。絶対に
“欲しがる”
事を知っていて仕掛ける、意地の悪い誘惑。
「弟としているなんて、思わないでさ」
そして彼女は小さく頷いてしまったのだった。


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Date:2010/01/15
Trackback:0
Comment:6
Thema:自作恋愛連載小説
Janre:小説・文学

Comment

* 凄いわ~

読んでる私も力入ってしまう。
司くんて、なにかえぐられるような魅力があるわ~
2010/01/16 【kanon】 URL #- [編集]

* 管理人のみ閲覧できます

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2010/01/16 【】  # [編集]

* > kanon ちゃんへ 

そう言ってもらえてほっとしています♪
色気のある少年を書きたいと思っているけど、
なかなか、これは実体験としてまるでなく、
悲しいくらい妄想で。
何とか司君に頑張ってもらいます!
2010/01/16 【廣瀬】 URL #- [編集]

* 1/16 鍵コメ様へ♪

分かりにくくってご免なさい!
子宮の入り口ってビール瓶の口みたいに厚みが有って
固いのです。
指で触れた時には、イカ(烏賊)のくちばしみたいな
感触です。
でもぼかし過ぎました!
ここ、もう少し分かりやすい様に書き直しますね!
ありがとうございました。
2010/01/16 【廣瀬】 URL #- [編集]

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2010/01/18 【】  # [編集]

* > tomo ちゃんへ 触れますよ♪

うふふっ♪
それじゃぁ
Rの 独り言のページ
http://hirosena.blog32.fc2.com/blog-entry-9.html
で後ほど呟いちゃおうっと ♪
2010/01/18 【廣瀬】 URL #- [編集]

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