ストーリーズ・イン・シークレット

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4 第一印象

 ねぇ、水琴窟って、知っている? 俺は一度だけ見た事が有る、というか、あの音を聴いた事が有る。高校生の頃、何かのレポートで必要だとかで、友人に古い日本庭園巡りにつき合わされた事が有るからだ。退屈しながらぶらぶら歩いている足下で、突然不思議な音が湧き出して
「なに、これ?」
てっきり空耳だと勘違いする俺に、土の中に埋められた瓶の中に一滴一滴と水を垂らして共鳴音を楽しむ昔の玩具の様なものだと、友達が教えてくれた。
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3 プレリュード

 キスなんか簡単だ。
「君みたいに綺麗な人に会うのは初めてだ」
言葉になんか、意味は無い。

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2 兄の恋人

 こういう気持ちというのは俺だけじゃない、誰にでもあるんだと思う。大切な人を守るため、嫌われる事を覚悟で行動を起こし、その人が苦しむ様な嘘をつき通す。最終的によかれと思ってやった事でも、された相手にとっては要らない迷惑で、ひたすら怒りを買う自殺行為だ。また時として、本当は怒り狂われるはずが
「仕方が無いさ」
と全てを超越した様な声で許され、相手の寛大さに泣きながら、同じ悪行を繰り返す。

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1 ベーカリー・シド

“ベーカリー・シド”
は、東京の一角にあるこじんまりとしたパン屋だった。マンションの一階のスペースを改装して作った小さな店で、毎朝時間をかけて低温発酵させたパンを焼き、それを売る。開店は七時。街が動きだし、小鳥達の鳴き声を合図に馴染みの客が訪れる
「おはよう」
と。

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プロローグ

 桜並木の下を俺は歩いていた。花八部咲き。日差しは心地よく大地を照らし、一歩踏みしめる度に一つ花弁が開き、一歩踏みしめる度に淡い香りが霧の様に立ちこめ、ゆっくりと春に包まれてゆく気分だった。

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廣瀬 るな

Author:廣瀬 るな
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人間らしい感情が好き ♥

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